(2) 気候変動によるリスク及び脆弱性の評価

誓約自治体は、区域内における気候変動への適応策を検討するため、自治体内の関係部局、外部の専門家、地域住民などの参加の下に、①これまでの気候変動による影響を把握し、②気候変動適応プラットフォーム(A-PLAT)、気象台などによる区域内の将来の気温、降水量などの予測を把握し、③これらを踏まえて、気候変動リスク・脆弱性を評価します。評価がなされた項目は、その結果を表2に記載してください。

 

表2 区域内における気候変動リスクの評価記載例
危険レベルの現状 2019年以前に大きな
影響を与えたか
現状における気候上
の危険の可能性
現状における気候上の
危険のインパクト
危険全体の社会的影響 予想される頻度の変化
選択肢 選択肢 選択肢 選択肢 選択肢
極端な降水 はい 高い 高い 既に影響を受けやすい集団に対するリスク
増大
増加
台風 はい 高い やや低い 既に影響を受けやすい集団に対するリスク
増大
増加
河川の氾濫

はい

やや高い 中程度 既に影響を受けやすい集団に対するリスク
増大
増加

土砂崩れ

いいえ やや高い やや低い その他 増加
海岸の高浪 はい 高い やや高い その他 増加
極端な高温 はい 高い 高い 既に影響を受けやすい集団に対するリスク
増大
増加
海岸消失 いいえ 不明 不明 その他 増加
動物媒介の疫病 不明 不明 不明 その他 不明

 

注 気候上の危険の可能性などレベルの目安
 気候上の危険の可能性 高い 発生確率が20回のうち1回
中程度 発生確率が20回のうち1回と200回のうち1回の間
低い 発生確率が200回のうち1回と2000回のうち1回の間
気候上の危険のインパクト 高い 日常生活への破壊的な影響
中程度 日常生活へのやや重要な影響
低い 日常生活への重要度は低い