「世界気候エネルギー首長誓約 バッジ交付式と誓約自治体の実践報告」(5/30開催)
2024年5月30日、駐日欧州連合代表部(東京都港区)で「バッジ交付式と誓約自治体の実践報告」を行いました。「世界気候エネルギー首長誓約」では、誓約した自治体は2年ごとに進捗状況を報告し、その段階に応じた「バッジ」が世界事務局(ブリュッセル)から交付されます。
この日は、2023年にモニタリング報告(「世界首長誓約/日本」に誓約した自治体が行う取組のステップ3)を行った誓約自治体のうち、コンプライアントバッジを交付された12の自治体へのバッジ交付式を行いました。併せてコンプライアントバッジを取得した自治体による、気候政策の実践状況がリレー形式で報告されました(当日のプログラム等はこちら)。
2023年の報告でコンプライアントバッジを交付された12自治体の詳細は以下のとおりです(誓約順)。
新規取得:ニセコ町、鎌倉市、亀岡市
更 新:東京都、横浜市、広島市、富山市、北九州市、所沢市、京都市、木更津市、新潟市
交付式では駐日欧州連合代表部のジャン=エリック・パケ大使がプレゼンターとなり、ニセコ町の片山町長、鎌倉市の千田副市長、亀岡市の桂川市長が直接、大使からコンプライアントバッジを受けとりました。おめでとうございます!
交付式と実践報告は、駐日欧州連合代表部のホール及びオンラインで配信され、会場には誓約自治体と関係機関が参加しました。
世界首長誓約/日本においては、1年または2年ごとに誓約自治体は取組状況をまとめ日本事務局に「モニタリング報告」して提出し、日本事務局から世界事務局へその内容を報告します。報告結果は、世界事務局から “Impact Report” としてまとめられています。交付式に先立って、世界事務局のデータ・テクニカル・ワーキンググループのピーター・ヘムス氏が、2023年のImpact Reportについて、日本の自治体の報告状況について説明しました(動画)。
交付式に続き、新規にバッジを取得したニセコ町の片山町長、鎌倉市の千田副市長、亀岡市の桂川市長によるパネルディスカッションが事務局長の杉山の進行、名古屋大学の高野教授がコメンテーターで行われました。誓約の経緯やバッジ取得までの苦労、これからの自治体での取組について、リーダーたちが熱く語りました。
その後、広島市、東京都、富山市、所沢市、ニセコ町、鎌倉市、亀岡市の担当者から、各自治体での「緩和策」・「適応策」・「自治体からのアピール」について、テンポよくリレー形式でプレゼンが行われ盛り上がりました。
当日資料(公開可能分のみ)はこちら(PDFが開きます)
世界首長誓約の「コンプライアントバッジ」の取得は、誓約自治体において気候変動への取組を推し進めるスタートラインです。各地域での取組のさらなる加速と充実を期待しています。