欧州連合(EU)が2008年から進めてきた「首長誓約 (Covenant of Mayors)」(2014年からは「気候エネルギー首長誓約」(Covenant of Mayors for Climate and Energy)は、EUの温室効果ガス排出削減目標以上の削減を目指す自治体首長がその旨を誓約し、行動計画を策定するもので、これまでに9,000を超える自治体が参加しています。一方、2014年には、「都市・気候変動」担当国連特使マイケル・ブルームバーグ氏らによって、C40、ICLEIなどのメンバー自治体を対象にして、「気候変動政策に関する首長誓約(Compact of Mayors)」が立ち上がり、全世界で約630の自治体が参加しました。
元ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグ氏・ICLEI・C40などが「気候変動政策首長誓約(Compact of Mayors)」を発足。日本からは5自治体(東京都、横浜市、富山市、広島市、北九州市)が参加。
2015
10月、欧州委員会の「首長誓約(Covenant of Mayors)」と「首長適応」(Mayors Adapt)の両イニシアティブが統合。 新しい「気候・エネルギー首長誓約」(Covenant of Mayors for Climate and Energy)が誕生。①EUの2030年の温室効果ガス削減目標(1990年比マイナス40%)以上の削減、②緩和と適応の統合、③安全で持続可能なエネルギー提供(「エネルギー地産地消」)を目標に掲げる。
欧州委員会の「首長誓約(Covenant of Mayors)」をモデルにして「日本版『首長誓約』」が発足。12月に5自治体(岡崎市・豊田市・安城市・知立市・みよし市(以上、愛知県))が共同で誓約。
2016
6月、「気候・エネルギー首長誓約」(Covenant of Mayors for Climate and Energy)と「気候変動政策首長誓約」(Compact of Mayors)が合流し、「世界気候・エネルギー首長誓約」(Global Covenant of Mayors for Climate and Energy)が誕生。